経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)は、停滞していた住宅開発事業の90%余りで建設作業を再開したことを明らかにした。マンションの引き渡しペースも上がっていると述べた。  恒大は26日夜の発表で、資材などを供給する業者の80%超が「協力を再開した」とし、さまざまな業者と多数の新契約を交わしたと発表した。恒大は8月末、支払い遅延のため一部事業で建設が中断したことを公表していた。  恒大は12月の見通しとして、中国各地の115件のプロジェクトで住宅3万9000戸を引き渡すとの見通しを示した。