米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、すでに得ていたストックオプションの残りを行使した。当局への提出書類によると、同氏は28日、2022年8月に行使期限を迎える150万株余りのストックオプションで株式を取得し、関連する税金を賄うため93万4000株余りを売却した。11月以降のオプション行使で2280万株余りを取得した。来年期限を迎えるオプションは全て行使したことになる。マスク氏は12年の報酬パッケージでこのストックオプションを得ていた。マスク氏が保有するテスラ株は約1億7050万株から1億7700万株余りに増えた。ここ数週間での同社株売却は160億ドル(約1兆8400億円)余りに達した。情報開示書類によると、この大半はマスク氏が9月に立案した投資計画に関連している。