韓国テレビ業界はディストピアドラマ「イカゲーム」の世界的大ヒットで注目を浴び、地球規模でコンテンツを争奪するストリーミング戦争の主戦場と化している。次の課題はヒット作を生み出し続けることだ。動画配信大手ネットフリックスで最多視聴回数を記録した「イカゲーム」のおかげで、韓流コンテンツは新たな高みに到達し、成功再現への期待感を抱かせている。先月も、韓国のダークファンタジードラマ「地獄が呼んでいる」が配信開始と同時にネットフリックスの世界チャート1位に躍り出た。また、ネットフリックスでここ数週間に最も視聴された非英語圏テレビ番組6本のうち、4本を韓国作品が占めている。こうした成功は、低予算で高品質の番組を制作する韓国の評判を定着させた。動画配信のライバルたちもこの方式に飛びつく誘惑に駆られている。アップルの「アップルTVプラス」とウォルト・ディズニーの「ディズニープラス」は最近、韓国でサービスを開始。韓国語コンテンツを開発する野心的な計画も立てた。AT&T傘下の「HBOマックス」は、リンクトインの求人情報によると韓国でスタッフを採用しており、同国進出の準備をしている可能性がある。HBOマックスを運営するAT&T傘下のワーナーメディアはコメントを控えた。
次の「イカゲーム」を探せ、韓国ドラマ争奪戦に
ネットフリックス、ディズニーなどが韓流人気の波に乗ろうと火花 取得コストは上昇中
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