米国の航空会社は29日も悪天候や新型コロナウイルス流行に伴う人員不足への対応に苦慮している。非常に強いジェット気流も運航に影響を与えている。北西部や中西部での降雪の影響で空港が閉鎖されるなどし、5日連続で1000便余りの欠航が発生する恐れがある。シアトルに本社を置くアラスカ・エア・グループは、年明けまで不要不急の旅行を延期するよう要請するという異例の措置を取った。航空機の除雪時間を確保するため、今後2日間で地元のハブ空港からの運航便の5分の1を欠航にした。北西部ではさらなる降雪が予想されており、欠航の影響を受けた乗客は、代替便の確保に3日以上を要する可能性があるという。フライト追跡サイトのフライトアウェアによると、米国では29日午後時点での欠航便は約900便に上り、30日には既に400便余りの欠航が予定されている。28日は約1300便が欠航した。
米航空便の欠航5日連続、降雪も影響
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