ジョー・バイデン米大統領は30日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行い、来月に予定されている安全保障協議などについて話し合う。ホワイトハウスが明らかにした。ウクライナ国境付近におけるロシア軍の増強を受けて緊張が高まる中、両首脳が電話会談を行うのは今月2回目となる。ロシアは北大西洋条約機構(NATO)に対し、東方の旧ソ連圏への拡大停止を求めている。米ロは1月10日に安全保障に関する協議を開くことで合意している。米国家安全保障会議(NSC)のエミリー・ホーン報道官は「バイデン政権は、欧州の同盟国やパートナーと幅広い外交を続け、ウクライナ国境におけるロシアの軍拡に対処するための共通の取り組みについて協議・調整している」と述べた。