「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

自分の家が好きですか?<br />手に入れた運がためられる<br />唯一の場所の整え方Photo: Adobe Stock

家は自分の運をためておく場所

風水において、自分が住んでいる「家」は最も大切な場所です。

家は、いわばあなたの「運の貯蔵庫」。人は何か行動を起こすたびに、それを運に変換しながら生活しています。旅行やパワースポットで手に入れた運はもちろんのこと、おいしいものを食べる、人に会うなど、あなたが何かをするたびに、そこから運が生じているのです。しかし、それらの運を自分の心や体にためておくことはできません。外で取ってきたさまざまな運をためておける唯一の場所であり、すべての運のベースになる場所、それが「家」なのです。ただ、家にたまるのはいい運だけではありません。家がいつも散らかっていたり汚れていたりすると、外から取ってきた悪い気がどんどんたまっていきます。いくらいい運を持ち帰ってきても、運をためておくスペースが悪い運でいっぱいになっていたら、その運は無駄になってしまうのです。だからこそ、家はいつもきちんと片付け、清浄にしておかなくてはなりません。

「家なんて、ただ寝るだけの場所だからどうでもいい」と思っている人もいるかもしれませんが、それはとんでもない思い違いです。家はあなたの運の土台。土台がしっかりしていないところに家を建てることはできません。どんなにおしゃれをして出かけようと、パワースポットや吉方位旅行に出かけようと、住環境が整っていない人は、本当の意味で「運のいい人」にはなれないのです。一時的にいい運を手に入れることはできるかもしれませんが、それはそのときだけのこと。いわば、穴の空いた財布にお金を入れ続けているようなものです。

もしあなたが、「風水を実践しているのに、効果が出ない」「ほしい運がやってこない」と感じているなら、自分の住環境を見直してみてください。不用品をためこんでいませんか? 季節はずれの雑貨を飾りっぱなしにしていませんか?

まずはあなた自身が家を好きになりましょう。「気に入る」ということは、文字通り家に「気」が「入る」ということ。あなたが家を気に入り、手をかけて心地よく整えれば、家もあなたに運を返してくれますよ。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

自分の家が好きですか?<br />手に入れた運がためられる<br />唯一の場所の整え方

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。