米アップルは自らメタバースを巡る騒動を引き起こしたわけではないかもしれないが、その恩恵を受けている。  投資家やアナリストによると、デジタル拡張現実(AR)が普及すればアップルが利益を得られるかもしれないとの期待感は、同社の株価を押し上げる主な要因となっている。  アップルは今月、日中の取引で時価総額が3兆ドルを突破し、初めてこの大台を超えた企業となった。投資家やアナリストは、アップルが来年頃にもXR(クロスリアリティー、現実世界と仮想世界を融合する技術の総称)端末を導入し、新たな成長の足掛かりを切り開くと見込んでいる。