米証券取引委員会(SEC)のカウボーイたちは、野生のユニコーンを手なずけようとしている。だが、ユニコーンはそもそも空想的なものであり、捕まえにくいものだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先週報じたところによると、SECは、財務情報などの定期的な開示義務付けをより多くの非公開企業にも拡大する作業を進めているという。SECのアリソン・リー委員はWSJに対し、中小企業にそのような報告を義務付けることには関心がないと語った一方で、大企業は「投資家、従業員および組合、規制当局、一般市民からはまったく見えないまま、多くの人々の生活に多大な影響を与える可能性がある」と指摘した。かつての米血液検査ベンチャー「セラノス」が思い浮かぶ。
ユニコーン乱立、米規制当局に打つ手はあるか
米証券取引委員会のカウボーイたちは、ユニコーンを手なずけようとしている
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