「びっくりドンキー」の「神対応」に称賛の声

 日本では、15日の夜に発令された津波警報・津波注意報で事態を知った人が多いかもしれない。噴火から約6時間後、気象庁は若干の潮位上昇があるものの、津波被害の心配はないと発表していた。しかし結果的に、日付が変わってから津波注意報、津波警報が出され、8県55市町村の約23万人が避難指示の対象となった。

 その後に行われた会見では、今回の現象は気圧上昇による海面変動の可能性があり「津波」なのかまだ判断がつかないことが示唆されるなど、今後の調査が重要視されている。

 このような前例のない被害に付随して、ネット上でもさまざまな話題が上がった。

 まず称賛されたのは、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」。宮城県多賀城市にある同店を訪れた客が、避難指示が出た後の店員の対応をツイートしたことがきっかけだ。店員は、店内にいる客に食事代金はいらないから避難を優先してほしいと呼びかけたのだという。

「感謝しかありません。また利用してお礼を伝えます」とつぶやかれたこのツイートは瞬く間に拡散され、情報番組でも取り上げられた。