ジョー・バイデン米大統領は19日、約2時間にわたり記者の質問に応じた。大統領に就任してから364日目を迎えたこの日は、戦略や政策課題の変更を発表するには最適なタイミングだった。今週発表されたバイデン大統領1年目に関する世論調査では、有権者の37%が落第点、12%がD評価をつけた。バイデン氏は変更を発表する代わりに、これまでとほぼ同じことしか口にしなかった。いや、それどころか、何が達成できるかについて国民に過大な約束はしなかったと述べた。同氏は、自身が「アウトパフォーム」しており、「大きな前進」を成し遂げたと考えているのだ。米国民は、同氏が達成したことの詳細についてはさっぱり分からない。アフガニスタンでの失態について、同氏は「謝罪しない」とした。
【社説】バイデン大統領就任1年、軌道修正せず
不人気な米大統領は「大きな前進」を成し遂げたと考えている
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