【ワシントン】米連邦最高裁判所のスティーブン・ブライヤー判事(83)が近く引退する方針だ。チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)が26日、明らかにした。  ブライヤー判事の引退で、黒人女性の判事起用を掲げていたジョー・バイデン大統領にとっては、最高裁内のリベラル派を固める機会が生まれる。  ブライヤー判事は1994年に、クリントン大統領によって指名された。最高裁の現会期が終了するまでは現職にとどまるとみられている。