米政府は26日、軍事競争を抑制し、欧州で戦争が勃発するリスクを低減させるため、ロシアの要求に対する回答を文書で行った。米欧当局者はロシアが近いうちにウクライナを侵攻する可能性があるとみているが、そうした事態を回避したい考えだ。米ロ両政府によると、ロシアが求めていた米国の回答は、ジョン・サリバン駐ロ大使がロシア外務省に届けた。米当局者は先の交渉で、米政府と同盟国は欧州でロシアと相互に軍事演習の規模を縮小し、中距離ミサイルを制限する方法を検討する用意があるとしていた。今回、こうしたアプローチをさらに展開しているが、複数の関係者によると、北大西洋条約機構(NATO)にウクライナを加盟させず、同国との軍事的つながりを断つというロシア側の要求には応じなかった。
米政府、ウクライナ巡る要求には応じないとロシアに回答
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