欧州では、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」は、パンデミック(世界的流行)当初と比べると死者数が少ないことが明らかとなりつつある。一方、米国での1日の平均死者数は以前に流行したデルタ株のピークを上回った。米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、新たに報告された新型コロナによる米死者数の7日平均は、25日に1日当たり2258人となり、2カ月前と比べると約1000人増加し、2021年2月以来の高水準となった。西ヨーロッパでは、全般的に米国よりもワクチンの接種率が高く、感染者数が急増し過去最高となる中でも、パンデミック初期にみられたような入院患者や死者の比例的な増加は起きていない。オランダは、コロナ感染者数が過去最高となる中でも、入院者数や死者数が少ないことを踏まえ、オミクロン株対策で先月導入された制限を緩和した。オランダでは一部の制限は残るものの、レストランや映画館などが26日から再開される。
オミクロン株による米死者数、デルタ株を上回る
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