シンデレラ、エルサ、その友達がバービーと一つ屋根の下に戻る。米玩具大手マテルは、娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーのお姫様シリーズと、最近のヒット映画「アナと雪の女王」の登場人物に基づく玩具を製造するライセンスを同業ハズブロから奪還した。マテル幹部陣が明らかにした。これでディズニーのキャラクターが古巣に戻ることが決まった。マテルは2016年にハズブロにライセンスを奪われ、4億4000万ドル(足元のレートで約500億円)規模の事業を失った。その後、4人の最高経営責任者(CEO)の下でマテルの業績は低迷した。だが18年にCEOに就いたイノン・クライツ氏は、費用を10億ドル余り削減し、経営を安定させた。経営陣も刷新し、バービーなど主力ブランドをてこ入れし、ハリウッドの映画業界との関係を再構築した。マテル幹部らはディズニーのキャラクターたちに別れを告げた日に、契約を取り戻すことを誓っていた。
マテル、ディズニーとの契約奪還 エルサがバービーに仲間入り
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