米連邦準備制度理事会(FRB)が25~26日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、一部の投資家が恐れていたほどタカ派的ではなかった。当初の時点ではそうだった。だがFRBは、数カ月後に引き締め政策への転換を断行することへの警戒感を投資家に抱かせた。FRBは予想された通り、政策金利である翌日物フェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を据え置いた。一方、FOMC後に発表した政策声明で、利上げが「間もなく適切になる」と表明し、3月の次回FOMCで政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる予定であることを示唆した。米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れを3月に終了することも明らかにした。
FRB、市場からの「パンチボウル」回収に王手
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