【ワシントン】米バイデン政権で中央情報局(CIA)や国家安全保障局(NSA)など18の情報機関を統括するアブリル・ヘインズ国家情報長官は、大量の情報を機密扱いにするアプローチにはあまりにも欠陥が多く、国家安全保障に悪影響を及ぼし、政府への国民の信頼をむしばんでいるとの見方を示した。  ヘインズ長官は今月に入りロン・ワイデン上院議員(民主、オレゴン州)とジェリー・モラン上院議員(共和、カンザス州)に宛てた書簡で「現行の機密保護制度の欠陥が時宜にかなった情報共有を妨げ、安保と民主主義の重要な目的を台無しにしている」と述べた。