これまで目がくらむほどの急上昇を演じてきたハイテク株が重圧にさらされている。この2日間で、米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)、米電子決済サービス会社ペイパル・ホールディングス、スウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーは、合わせて2700億ドル(約31兆円)の時価総額を失った。いずれも決算と業績見通しに失望感が広がったためだ。2018年以来となる米利上げが間近に迫り、米主要株価指数が今も最高値圏にある中でこうした企業が売り込まれている背景には、投資家の目が一段と厳しくなっていることがある。金利の上昇は、割高な株価に対する投資家の許容度を引き下げる傾向があるため、バリュエーションが高水準にある銘柄にとって足かせとなりやすい。
重圧受けるハイテク株、割高な株価に厳しい視線
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