10日の米株式相場は反落。米消費者物価指数(CPI)の伸びが40年ぶりの大きさとなり、国債利回りが上昇。株式市場では売りが膨らんだ。ダウ工業株30種平均の終値は前日比526.47ドル(1.47%)安の3万5241.59ドル。S&P500種指数は83.10ポイント(1.81%)安の4504.08、ナスダック総合指数は304.73ポイント(2.10%)安の1万4185.64で引けた。米労働省が朝方発表した1月のCPIは前年同月比7.5%上昇し、伸びは昨年12月の7%から加速した。上昇率はエコノミストの予想を上回った。ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのマット・ペロン氏は、インフレに対する米連邦準備制度理事会(FRB)の政策対応がより積極的になる可能性が高まり、「株式市場にとって懸念材料」との見方を示した。