米紙ワシントン・ポストは健康や気候変動、テクノロジーといった分野の記事を大幅に拡充する方針を明らかにした。若年層を引き付け、電子版の読者を拡大する戦略の一環となる。編集主幹のサリー・バズビー氏はスタッフ向けの10日のメモで、ニュース編集部の人員配置で70人余りの枠を年内に追加する計画を示した。ワシントン・ポストの購読者数は、政治への関心の高まりを背景に2020年に急増したが、同年秋の大統領選挙後に激減した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は昨年12月、ワシントン・ポストの編集幹部らが社内調査の結果、政治以外の報道にも力を入れる必要があるとの結論に達したことを報じていた。