独ベルリンで10日、ウクライナ情勢を巡り4カ国協議が9時間にわたって行われた。ロシアとウクライナの交渉担当者は合意に至らなかったと述べた。協議ではウクライナ東部のドンバス地方の紛争終結と、ウクライナ国境付近でのロシア軍部隊集結による危機の解決が話し合われた。協議に出席したロシア大統領府副長官のドミトリー・コザク氏は参加者間の溝は大きく、共同声明にも合意できなかったと述べた。協議にはロシアとウクライナのほか、フランスとドイツが参加した。コザク氏によれば、4カ国の首脳会議を目指せるほど十分な進展があるまで、下級レベルでの協議が続く可能性がある。ただ同氏は、首脳会議という目標は現段階では非現実的だと述べた。