ツイッターで投稿をクリックせずにリツイートしようとすると、まず投稿を読んだらいかがかと若干人を見下したようなメッセージが表示される。ツイッターはそろそろ、こうした注意を促すメッセージの一つを自ら活用してもいいかもしれない。1年前、ツイッターはいくつかの現実離れした目標を示した。2023年末までに売上高を少なくとも倍増させ、ツイッターを毎日利用し、広告を閲覧する利用者を指すマネタイザブル・デーリーアクティブユーザー(mDAU)を3億1500万人以上に増やし、機能をリリースするペースを急加速することを目指すと発表した。共同創業者で2度にわたって最高経営責任者(CEO)を務めたジャック・ドーシー氏は昨年11月、辞任に際して明らかにした書簡の中で、創業者が長くとどまり過ぎて会社を「極度に制限」することは珍しいことではないと示唆した。同氏はツイッターがいつかそのルーツや創業者と決別できるように努力したと述べており、自身が立ち上げに関わったソーシャルメディアに大きな変化が起きることを示唆しているように見えた。後任に当時の最高技術責任者(CTO)が任命され、そうした「物語」が裏付けられたように思えた。