動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」は投稿に関するガイドラインを改定する。「安全、安心、健全」を促進するための追加措置を講じるという。TikTokは憎悪を含む投稿をアプリ上で禁止しているが、ガイドライン改定で明確化する考えだ。女性蔑視や、「デッドネーミング」「ミスジェンダリング」と呼ばれる行為をはっきりと禁止する。デッドネーミングは、改名したトランスジェンダーの人を出生時の名前で呼び、ミスジェンダリングは、相手が自認する性とは異なる性で扱うことを指す。TikTokは今週の発表で、以前からの禁止事項について「クリエイターや市民社会組織から、明確化が重要との声があった」と述べた。新たなガイドラインは今後数週間かけて実行に移すという。ガイドライン違反の発見や削除措置はテクノロジーと人との両方を使い、ユーザーからの報告も点検する。