ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は11日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はすぐにでもウクライナ侵攻を命じる状態にあるとの米政府の認識を明らかにした。北京五輪が閉幕する2月20日より前に侵攻がある可能性も示唆した。ウクライナにいる米国人に対しては、今後24~48時間以内に国外に退避するよう促した。軍による民間人の退避活動は実施しない考えを示した。サリバン氏は「今が脱出の時だ」とし、プーチン氏が命令を出すと決めれば「すぐにでも侵攻が始まる状態になっている」と述べた。ロシアがウクライナを侵攻するとすれば、北京五輪閉幕後との臆測があるものの、サリバン氏は開催中に起きる可能性もあるとした。情報機関による具体的な分析についてはコメントを控えた。