1年に一度やってくる確定申告。年末調整を行っている会社員でも、確定申告をすることで所得税の還付を受けられる可能性があります。なんだか「複雑」で「面倒くさそう」なイメージのある確定申告ですが、どんな手順で準備すればいいのか、税理士が解説します。(OAG税理士法人)
※この記事は、アセットキャンパスOAG「【税理士が解説】確定申告のやり方と1日で終わらせる7つのSTEP」を再編集しています。
確定申告が必要な人
「3つのパターン」とは?
確定申告の時期がやってきました。
今年は、2月16日(水)〜3月15日(火)までが提出期間となっています(新型コロナウイルスの影響で提出が難しい場合、4月15日までは「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と申告書に記載するだけで申告・納付期限の延長申請が可能)。会社員であれば、確定申告は関係ないと思っている人も多いかもしれませんが、医療費控除や住宅ローン控除などで確定申告をすればお得になることも。
今回は会社員でも知っておきたい確定申告のポイントと、実際の手順を分かりやすく解説します。
まず重要なのは、自分が確定申告の対象であるか確認することです。確定申告をする必要がある人には、大きく分けて3つのパターンがあります。
(1)フリーランス・個人事業主・副収入がある人→確定申告必須
(2)給与所得者だけど年末調整をしていない人→確定申告をしないと大きな損をする
(3)給与所得者で年末調整をしていて、追加で税金の還付を受けられる可能性がある人→確定申告をするとお得に