2月16日から受け付けを開始した確定申告。その中でも多くの人にとって身近な存在が「医療費控除」だろう。それにもかかわらず、知らないと大損する可能性大の「三つの重要記入ルール」が意外と認知されていない。今回はその極意に加えて、国税庁の「確定申告特集」サイトでダウンロードできるエクセルに隠された「罠(?)」についてもお伝えしたい。(生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)
身近で手軽な「医療費控除」
記入方法を間違えると大損
確定申告の受け付けがスタートした。「税金が戻ってくる」のは誰にとってもうれしいことなので、多少の手間はかかっても還付が受けられるなら申告しようと考える人は多い。
還付申告で最も身近なものは「医療費控除」だろう。家族の医療費の合計額が足切り金額(原則10万円)を超え、手元に病院・薬局等の領収書やレシートがあれば、還付申告ができる。
医療費控除の申告は複雑なものではなく手軽にできるが、「三つの記入ルール」を知らないと大損する可能性が大。今回は「医療費控除の申告時に知っておきたい三つの重要記入ルールと落とし穴」を紹介しよう。