米国勢調査局が16日公表したデータによると、新型コロナウイルスに絡む理由で失業している人の数がここにきて減っていることが分かった。変異株「オミクロン株」による労働市場への影響が薄れている兆しを示している。それによると、1月下旬から2月初旬にコロナ罹患(りかん)または感染者の看護で失業していた人は780万人となり、1月初旬の約880万人から減った。しかしながら、コロナによる病欠者の数はパンデミック(世界的な大流行)が始まって以降でほぼ最多の水準に高止まりしている。米国では1月、オミクロン株による新規感染者が過去最多を記録しており、これを反映している。ただ、今回のデータは、さらに多くの人が近く職場に復帰できるであろう明るい兆候を示唆している。