米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は29日、議長としての任期終了が迫る中、FRBでの職務は当面終わらないと発表した。ケビン・ウォーシュ氏が後任の議長として金融政策の新時代の到来を告げようとしている時期に、パウエル氏が示したこの決断は、同氏が蓄積してきた問題を象徴するものだ。FRBは29日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを3.5~3.75%に据え置いた。しかし今回のFOMCでは、1992年以来となる大きな意見の不一致が見られた。スティーブン・ミラン理事はいつものように利下げを求めた。しかし今回は、他のFOMCメンバーのうち3人の地区連銀総裁が、比較的ハト派色が濃いと見なすFOMC声明に反対の立場を示した。
【社説】FRBの分裂引き継ぐウォーシュ氏
FOMCでの反対意見が増える一方、パウエル氏は議長退任後も理事留任へ
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