インド税務当局は脱税容疑で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の2つの拠点を捜索した。これに対し、中国政府は自国企業の権益が損なわれたとして抗議している。両国の国境地帯の軍事的緊張がビジネスにも影響を及ぼしているようだ。税務当局は首都ニューデリー郊外のグルガオンと、南部のハイテク集積地バンガロールにあるファーウェイの拠点を捜索した。当局者が17日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。この当局者は「捜索は続いている。同社の帳簿や財務記録を調べている」と話した。ファーウェイの広報担当者は、インド部門が「全ての法規制を完全に順守している」と同社は確信していると述べた。また、所得税チームの訪問と、一部のファーウェイ関係者との会合については通知されていたと説明。「関連省庁にさらなる情報を求め、法規に従って適切な手続きを踏む」と話した。
インド当局、ファーウェイ拠点を捜索 中国政府は抗議
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