これまで6台のテスラ車を所有してきた独バイエルン州の製油所で働くロッコ・ピゴラさん(59)は、テスラがベルリン近郊に新工場を建設すると聞き、すぐさま「モデルYパフォーマンス」を注文した。「メイド・イン・ジャーマニー のテスラ車に乗る第1号になりたい」とピゴラさんは言う。だが今のところ、ピゴラさんや他のドイツのテスラファンは待ちぼうけを食わされている。テスラの関係者によると、工場に機械は設置されており、昨年末からテスト車両を生産しているが、商業生産の許可が下りていないため、生産拡大や販売ができずにいる。工場は当初、昨年夏にオープンする予定だったが、何度か延期され、いまだに正式なオープン日は決まっていないという。