【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は22日、ロシアがウクライナ東部の親ロ派支配地域に派兵を決めたことを受けて、同国の金融機関、ソブリン債(国債や政府機関債など)、エリート層に対して制裁を科すと発表した。その上で、ロシアがさらなる攻撃に乗り出した場合には追加制裁を発動すると警告した。  バイデン氏は同日午後、ホワイトハウスで「これはロシアによるウクライナ侵攻の始まりだ」と言明した。  制裁対象は政府系金融機関であるロシア開発対外経済銀行とロシア軍系の銀行の計2行。これに加え、ソブリン債への制裁でバイデン氏は西側からの資金を断つと説明した。