電気自動車(EV)の普及が加速している。調査会社EVボリュームズのデータによると、米国では昨年、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)を合わせた販売台数が65万6866台と倍増し、乗用車市場の4.4%を占めた。普及が進むにつれ、問題となってくるのが、家庭での日常的な充電をどうするかだ。非営利コンサルティング会社アドバンスドエナジーの電気輸送の専門家、ジェイコブ・ボーリン氏は「EVに関してまさに商機であり、難題でもあるのが、ガソリンスタンドに行くよりも、携帯電話を充電するのに近いことだ」と話す。消費者は可能な限り、自宅や職場で充電したいと考えているという。そのためには、家庭内の配線を変更する必要がある上、ただでさえ上昇している電気代がさらに上がる可能性がある。