ロシアのウラジーミル・プーチン大統領による攻撃命令を受け、24日早朝に同国の装甲車両がウクライナ領内に入ったほか、首都キエフをはじめ多くの都市が空爆された。プーチン氏は攻撃について、ウクライナ政府の転覆と同国の非武装化が目的だとしている。ウクライナ政府関係者によると、ロシアは多方面から攻撃を展開しており、北はベラルーシ、東はロシア、南はロシアに併合されたクリミアと、戦線は国境に沿って広範囲にわたっている。ウクライナ当局が投稿した動画には、戦車や装甲兵員輸送車が国境検問所を通過する様子が映し出されていた。目撃情報によると、ロシア国境から約20マイル(約32キロメートル)離れたウクライナ第2の都市ハリコフの郊外に、ロシアの戦車が配備されている。また、ウクライナ当局者によると、クリミアの北の黒海に近い都市ヘルソンも攻勢を受けた。