ジョー・バイデン米大統領は25日、連邦最高裁判所判事に首都ワシントンの連邦控訴裁のケタンジ・ブラウン・ジャクソン判事(51)を指名した。上院で承認されれば、黒人女性として初めての最高裁判事となる。ジャクソン氏は昨年6月、連邦控訴裁判事に就任。それ以前の8年間は首都ワシントンの連邦予審判事を務めていた。同氏はこれまでに550余りの判決を書いている。その中にはドナルド・トランプ大統領(当時)を巡る議会調査で、ホワイトハウスの元法律顧問ドン・マクガーン氏は議会証言を無条件に免除されないとした判決も含まれる。ホワイトハウスは発表文で、「バイデン大統領は、すぐれた資格、申し分のない性格、法の支配に献身する候補者を求めた」と述べた。