日米欧など国際エネルギー機関(IEA)加盟国は1日、戦略石油備蓄から合計6000万バレルを放出することで合意したと明らかにした。ウクライナ危機で石油価格が急騰する中、市場に出回る量を増やして価格を抑えたい狙いだ。  今回の決定は、ウクライナに侵攻したロシアに対抗する協調努力とも位置づけられる。  IEAは「ロシアのウクライナ侵攻の結果として供給不足にはならないという一丸となった強力なメッセージを世界の石油市場に送りたい」としている。