ロシアのウクライナ攻撃が続く中、米マイクロソフト、英製薬大手グラクソ・スミスクライン、米宇宙開発ベンチャーのスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)など欧米企業は相次いでウクライナ支援に乗り出している。これにはサイバー攻撃からの防御支援、鎮痛剤の提供、インターネットサービスの構築などが含まれる。こうした支援には人道支援や援助団体への金銭的支援の拡大以外に及ぶものもあり、企業のロシアとの関係が悪化したり、取り組みが失敗した場合にイメージが悪化したりするリスクがある。アイルランドの格安航空大手ライアンエアは、医療用品、個人防護具(PPE)、食料品などをポーランド行きの便で輸送している。マイケル・オリアリー最高経営責任者(CEO)は「当社の航空機で貨物を運ぶのは約30年ぶりだと思う」と述べた。