2016年の発売直後から大きな話題を呼び、中国・ドイツ・韓国・ブラジル・ロシア・ベトナム・ロシアなど世界各国にも広がった「学び直し本」の圧倒的ロングセラーシリーズ「Big Fat Notebook」の日本版が刊行される。本記事では、全世界700万人が感動した同シリーズの数学編『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの数学』より、本文の一部を抜粋・紹介する。

【700万人が感動した数学ノート】アメリカの中学生が学んでいる「確率」超入門Photo: Adobe Stock

第54章 確率

 確率とは、ある出来事が起こる可能性の高さのことである。

 確率は0と1のあいだの数であり、百分率で表されることもある。

 ある出来事の確率を尋ねるというのは、「その出来事はどのくらい起こりそうか」と質問することにほかならない。

 確率の値が大きければ、その出来事が起こる可能性は高いということになる。

【700万人が感動した数学ノート】アメリカの中学生が学んでいる「確率」超入門

 確率の問題によく使われるのが、コイン投げである。

 コインを投げると、のどちらかが出る。

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 ある出来事を起こすことを、行為という。

 いまの場合は、「コインを投げること」。行為によって起こりうるすべての出来事のことを、結果という。

 いまの場合、結果は「表が出る」と「裏が出る」の2通り。

 どれか1つの結果、または複数の結果のことを、事象という。

 いまの場合、コインの表が出たら、事象は「表が出た」となる。

 コインを2回投げて2回とも表が出たら、事象は「表が出て、表が出た」となる。

 1回のコイン投げにおいて、2通りの結果が起こる可能性は互いに等しい。この性質をランダムという。

 ある事象の確率(P)を導くには、下のような比を使って、その事象が起こる可能性の高さを求める。

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