転職するか、しないかで迷っている人のために練習問題を10問用意した。転職を12回経験した筆者は、後で紹介する「三つの転職理由」に当てはまればプラスの転職になると考えている。その三つの理由と、それぞれの転職適齢期について、練習問題の解答も交えながら解説しよう。(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)
転職をするか、しないか
最終判断には何が重要なのか?
前々回の本連載で、『「転職します」と上司に伝えるのは金曜の午後がいい理由』と題して転職の前後に気を付けるべきことを書いたら、意外なくらい多く読まれた。季節柄ということもあり、転職を既に決めていて、どのように進めたらいいのかを知りたい読者がいらっしゃったのだろう。
ならば、その一歩手前の転職を「するか」「しないか」で迷っておられる方もいらっしゃるのではないか。今回は、転職するか、しないかの最終決断にあって何が重要なのかについてご説明する。
例えば、親しい知り合いや友人の友人くらいの人から、転職に関連する以下のような話を聞いたら、あなたは話の主旨に賛成するか。以下の例について考えてみてほしい。賛否に○、×を付けてみるとどうだろうか。