ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の最新の世論調査では、有権者が重視する問題に関してジョー・バイデン米大統領・民主党が共和党に押されていることが明らかになった。民主党は議会での過半数維持に向け、厳しい状況に直面することが示された格好だ。バイデン大統領については、ロシアのウクライナ侵攻を巡る対応や先の一般教書演説が高く評価されたものの、57%の有権者が同氏を支持しないと回答。支持するとの回答は42%にとどまり、昨年11月半ばの前回調査からほとんど変わらなかった。教育や新型コロナウイルス対策については、民主・共和両党への支持率の差が縮小した。これまで民主党は新型コロナへの対応で共和党を16ポイント上回っていたが、今回の調査では11ポイントに差が縮まり、教育問題でも両党の差は9ポイントから5ポイントに縮小した。