米軍撤退後のアフガニスタンで、中国が膨大な鉱物資源の開発に乗り出そうとしている。中国が目を付けたのは、カブール南方の山だ。アフガンのロガール州のこの山と周囲の不毛な渓谷は、首都カブールから車で2時間の距離にあり、世界有数の銅の埋蔵量を誇る。中国とアフガンの当局者によれば、中国はメス・アイナクと呼ばれるこの地での鉱山開発に向け、タリバン政権と交渉している。中国政府はまた、アフガン北部アムダリヤの石油・ガス資源の開発に向けた交渉も進めている。両プロジェクトは戦争の影響で何年も凍結されてきたが、昨年8月のタリバンによる権力掌握で戦争は終結した。ここ何週間か、何十もの中国鉱山会社が他の鉱山の開発契約獲得を目指してカブール入りしている。
中国鉱山会社がアフガン詣で 米撤退後の権益狙う
世界有数の銅の埋蔵量を誇るメス・アイナク開発に向け中国企業が交渉中
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