【メス・アイナク(アフガニスタン)】米軍撤退後のアフガニスタンで、中国が膨大な鉱物資源の開発に乗り出そうとしている。中国が目を付けたのは、カブール南方の山だ。  アフガンのロガール州のこの山と周囲の不毛な渓谷は、首都カブールから車で2時間の距離にあり、世界有数の銅の埋蔵量を誇る。  中国とアフガンの当局者によれば、中国はメス・アイナクと呼ばれるこの地での鉱山開発に向け、タリバン政権と交渉している。中国政府はまた、アフガン北部アムダリヤの石油・ガス資源の開発に向けた交渉も進めている。