西側諸国からの高まる圧力を受けて、中国はウクライナ危機の悪化に歯止めをかけようと努力する姿をアピールすることに躍起だ。だが、ロシアと距離を置くことに二の足を踏む中国が、ロシアの説得に向けて果たせる役割は限られている。  ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、ウクライナ情勢を巡り、中国の外交を統括する楊潔篪(ヤン・ジエチー)共産党政治局員とローマで会談した。米当局者は結果について詳細を明らかにすることは控えたが、会談は7時間に及び、緊迫した空気の中で行われたとしている。