赤字企業である投機的なハイテク銘柄の価格が急落する中、米著名投資家のキャシー・ウッド氏が、自ら率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)向けにそうした株を買い続けたのは正しいことだったのかもしれない。アークの旗艦ファンド「アーク・イノベーションETF」が先週、4営業日で25%余り上昇し、2014年のファンド設定以降で最大となる4日間上昇率を記録したからだ。同ETFは今年だけで約3分の1も値下がりしているため、この並外れた上昇率はウッド氏の投資家としての洞察力がもたらしたものではなかった。だがこれは、投資家にとって非常に重要で相互に関連した二つの問題、すなわち「金利の上昇」と「押し目で買うかどうか」を暗示している。
FRB頼みの押し目買い、もはや通用せず
押し目買いに傾きたくなる理由は二つあるが、FRBの助けは当てにできない
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