――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  以下のコラムは「ゼロ金利の終焉(しゅうえん)」に関するハード・オン・ザ・ストリートのシリーズ第二弾。  自身が保有する株式ポートフォリオの好調なパフォーマンスに、金利の低下がどの程度寄与しているかについては以前から問われてきたが、ここにきてその問いには新たな緊急性が生じている。  米連邦準備制度理事会(FRB)とイングランド銀行(英中央銀行)が先週、借り入れコストを引き上げたことから、ほぼゼロ金利状態の終わりが確定し、アナリストは10年間続いた株高の終わりも決定的になったのではないかとみている。