経済誌「プレジデント」の編集長として勉強法特集をつくってきた私の実感としては、2~3年に一度は最新の勉強法を確認しておいた方が良いと思う。脳科学的知見などでこれまでの常識がガラッと変わっていたりするためだ。そこで今回は伝説の投資家、ウォーレン・バフェット氏が絶賛する勉強法「オランウータン効果」をご紹介したい。勉強嫌いの人でも「これならできる」と私は思わず笑いながら膝を打った。(イトモス研究所所長 小倉健一)
バフェット氏が絶賛する勉強法
「オランウータン効果」とは?
みなさんは「勉強垢」というものをご存じだろうか。ちなみに、「垢(アカ)」とは「アカウント」を意味するインターネット上の俗語だ。今、学生たちはTwitterなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)で「勉強垢」なるアカウントをつくっている。
この勉強垢は、自身のテストの点数や進捗状況を公開したり、勉強をする仲間同士でつながりをつくったりして、勉強へのモチベーションを保っているのだ。勉強とは孤独でつらい作業だ。自分の学習状況を公開することで自ら逃げ道をふさいでいるのだろう。
今回は、勉強法について述べたい。特に紹介したいのが、あの伝説の投資家、ウォーレン・バフェット氏が絶賛する勉強法だ。その名も「オランウータン効果」。不思議な名前だが、勉強嫌いな人でもできること間違いなしだ。