小倉健一
米中対立が激化し、台湾有事の足音が現実のものとして迫る中、西側諸国の足並みは決して揃っていない。「経済的結びつきが強すぎる」「戦争だけは絶対に避けなければならない」。こうした平和主義の裏側に、人類を永遠の隷属へと導く恐るべき罠が仕掛けられているとしたらどうだろうか。シリコンバレーの頂点に君臨する稀代の投資家にして思想家、ピーター・ティール氏は、現代社会が抱く「歪んだ危機感」を鋭く解剖し、中国という全体主義国家との間に横たわる「不当な平和」の正体を暴き出す。※本稿は、3月6日行われた「ピーター・ティール氏 特別講演」電通ジャパン、電通総研 経済安全保障研究センター主催講演の抜粋に解説を加えたものです。

AIがもたらす未来は、制御不能なテクノロジーによる「人類滅亡」か、それともそれを未然に防ぐという大義名分のもとに築かれる「世界政府による徹底監視社会」か。我々はこのディストピアへのカウントダウンを止める術を持たないのだろうか。

稲盛和夫という稀代の経営者が、吉野家の牛丼を好んで口にしていた事実は、多くの人々に意外な印象を与える。京セラを創業し、KDDIを巨大企業へと育て上げ、また日本航空の再建を成し遂げた人物が、1杯数百円という庶民の味に何を求めていたのか。経営の神様と呼ばれた実業家が、なぜ飾らない牛丼を愛したのか。

日本のカフェチェーンで店舗数トップをひた走るスターバックスコーヒー。スタバといえば、ドリンクのサイズをS・M・Lではなく、「ショート」「トール」「グランデ」「ベンティ」というオシャレな名称にしていることでも知られる。スタバが長らく愛されてきた理由、そして米国での売上減の不穏な背景を探った。

怒涛の勢いで店舗数を増やし、スターバックスコーヒーやドトールコーヒーを猛追するコメダ珈琲店。コメダと言えば特大ボリュームのスナックやお得なモーニングが人気だが、魅力はそれだけにとどまらない。名古屋発祥の企業ならではの「ガラパゴス進化」の強さの秘密に迫る。

中華チェーン「日高屋」を運営するハイデイ日高の創業者、神田正会長は「怒らない経営者」として知られる。そんな神田会長が、過去に2人の社員をクビにした理由とは?

その手があったか!「高市首相は靖国神社に参拝できる」飯島勲内閣参与が断言《中韓も納得する》たった1つの方法
小泉政権を5年5カ月支え続けた飯島勲内閣参与が、混迷を極める「靖国参拝」の歴史的真実を語り尽くした。なぜ小泉元総理は批判を浴びながらも毎年参拝し続けたのか。 総理就任前の公約とは裏腹に、中韓や連立相手への配慮から参拝を見送った高市総理の現状についても言及。指導者が堂々と参拝することの意義と、外交努力の不足について鋭く切り込んだ。ジャーナリストの小倉健一氏が聞いた。

世界中が生成AIの熱狂に包まれ、巨大IT企業は天文学的な資金を投じて「次世代の知能」の開発にしのぎを削っている。人々はAIが我々の仕事をどう奪い、生活をどう便利にするのかという技術的な未来予測に血眼になっている。しかし、シリコンバレーの頂点に君臨する「伝説の起業家」ピーター・ティール氏の視座は、我々の想像を遥かに超えた次元にあった。

1970年代以降、人類の物理的な進歩は停止し、情報空間という狭い世界への逃避が続いている。第1回で語られたピーター・ティール氏の冷徹な事実認識は、テクノロジーの恩恵を無邪気に信じる我々に重い問いを突きつけた。では、この物理世界の停滞は、我々の現実の経済や社会にどのような影響を及ぼしているのか。シリコンバレーが振りまく楽観論のウソを暴き、AIブームの背後にひた隠しにされている「日米の巨額債務」という時限爆弾、そしてAI革命がもたらす「本当の経済的規模」について、稀代の思想家が口を開く。(取材・構成/小倉健一)※本稿は、3月6日行われた「ピーター・ティール氏 特別講演」電通ジャパン、電通総研 経済安全保障研究センター主催講演の抜粋に解説を加えたものです。

「自転車厳罰化」の警察が言わない“ウラの狙い”とは?目的は「反則金」じゃなかった…〈弁護士が解説〉
2026年4月から自転車に対する「青切符(交通反則通告制度)」が導入され、罰則が厳格化され、ネット上では賛否両論が巻き起こっている。城南中央法律事務所所長の野澤隆弁護士は、この厳罰化の裏にはメディアが報じない「警察側の事情」が隠されているという。自転車規制の「本当の狙い」とは?ジャーナリストの小倉健一氏が聞いた。※本稿は、Youtube動画『弁護士が大暴露「自転車厳罰化」警察が言わないウラの狙い。野澤隆弁護士「反則金ではありません」』の一部を抜粋・編集したものです。

シリコンバレーを代表する起業家であり、卓越した投資家として世界的な影響力を持つピーター・ティール氏。ペイパル共同創業者やパランティアのトップとして数々の革新を牽引してきた彼は、深い教養を持つ稀代の思想家でもある。今、生成AIの熱狂に沸く世界に対し、彼は極めて冷静かつ根源的な問いを投げかけている。私たちが無邪気に信じるテクノロジーの進化は本当に存在しているのか。世界を牽引してきたはずの技術が実は半世紀にわたって停滞しており、それが破滅的な経済危機を引き起こすというのだ。世界の行方を左右する、知の巨人による独占講義が今、幕を開ける。

昨年秋、アサヒビールは未曾有の混乱に陥った。ランサムウェア攻撃によって、大規模なシステム障害に見舞われてしまったのだ。今年2月には物流業務全体が正常化したが、多くの社員らには多くの負担を強いられた。重い決断を強いられた社長の言葉から学ばされることも多い。

快進撃を続けるコメダ珈琲店の「ワケのわからない」魅力の源泉はどこにあるのか? ライバル・星乃珈琲店と徹底比較してみたら、採算度外視の「異常なこだわり」が浮かび上がってきた。

「驚いた。考えられない」トランプ高市・日米首脳会談で内閣参与・飯島勲が見た「決定的瞬間」
中東情勢の緊迫化で世界経済が揺れる中、今年3月に高市首相が初訪米。トランプ大統領との首脳会談でイラン情勢の打開へ親密な連携を印象づけ、国内外から称賛を浴びる一方で、トランプ氏と握手した後に飛び込むようにハグをしたり、ロックバンド「X JAPAN」の曲に合わせて踊る写真が掲載され、「媚びている」との批判も渦巻いている。訪米に同行した内閣参与・飯島勲氏が間近で見たウラ側とは――。※本稿は、Youtube動画「飯島勲が見てしまった決定的瞬間『トランプ高市=日米首脳会談』絶対にメディアに出てこない話」の一部を抜粋・編集したものです。

稲盛和夫が「人気外食チェーン」創業者に授けた“成功の秘訣”「それだけは、やめた方がいい」
「経営の神様」と呼ばれ、京セラとKDDIという2つの大企業を創業し、JAL(日本航空)を奇跡的に再建した稲盛和夫氏。その経営哲学「稲盛フィロソフィー」は、今も多くの経営者にとっての聖典であり続けている。「熱烈中華食堂 日高屋」の創業者である神田正会長もまた、稲盛氏の哲学に共感する経営者の一人だ。従業員に自ら保有する株式を贈与するなど「分かち合う資本主義」を実践する。そんな神田会長と稲盛氏の衝撃的な出会いとは――。ハイデイ日高創業者の神田正会長に取材した。

ノルマを課して「働け」と言うのは二流…部下が自ら動き出す「魔法のひと言」
部下が自ら積極的に動き出すようになるために、リーダーにはどんな取り組みが必要なのか。ただノルマを課して「働け、働け」と言っても人は簡単には動かない。首都圏を中心に約470店舗を展開するハイデイ日高の創業者である神田正会長に、人の心に火をつける強烈なリーダーシップはどうすれば実現できるのか、話を聞いた。

リーダーシップの形は経営者の数だけ存在する。5坪のラーメン店から始めて、首都圏を中心に470店舗以上を展開するハイデイ日高の創業者である神田正会長は「私は絶対に怒らない」と断言する。学歴もなく、15もの職を転々とした自らの半生を振り返り、「自分自身が立派な人間ではないから、人を怒る資格なんてない」とまで語る。ではどのように強烈なリーダーシップを発揮しているのか。神田会長の「叱り方」の極意とは。そして部下を持たせてもいい人と持たせてはいけない人をどう区別しているのか。

クルマは単なる「移動手段」だという若者がいた。これに対するトヨタの豊田章男氏の反応が面白い。自動運転が進歩していく今、これからのクルマの価値は変わるだろうか。突き詰めると、仕事そのものに対する大事なひとつの考え方が秘められている。

エネルギー危機が再び現実味を帯びる今、企業は何を学ぶべきか。1973年のオイルショックで多くの自動車メーカーが判断を誤る中、トヨタは生産を減らし、逆に増益を達成した。その背景には、元副社長の大野耐一氏の「ムダ」を徹底的に排除する思想があった。

いまだ混乱している中東情勢。米国との同盟を強める日本に対し、対立するはずのイランが日本に配慮を示すかのような報道も聞こえてくる。背景には、単なる外交戦略だけでは語れない歴史がある。それが、出光興産が大きく関与している73年前の出来事である。
