小倉健一
「成果を出し続ける人」と「すぐ転落する人」の決定的な違い【オワコンの時代劇を復活させた名プロデューサーが教える】
地上波テレビから姿を消し、一時は「オワコン」とまで言われた時代劇。しかし、その文化の灯は、CS放送「時代劇専門チャンネル」という新たな舞台で、より一層輝きを増していた。視聴可能世帯数は約680万世帯(2025年9月末時点)、有料放送の中での月間視聴率は日本一をキープ。しかも、その人気は過去の名作の再放送だけに支えられているのではない。松本幸四郎主演の『鬼平犯科帳』シリーズのように、しっかり予算をかけて生み出されるオリジナル作品が、熱狂的な支持を集めているのだ。こうした時代劇を生み出し続ける日本映画放送株式会社社長・宮川朋之氏は、一過性の成功で終わらない、持続可能な成果を生み出す秘訣をどこに見出しているのだろうか。

かつて稲盛和夫氏に解雇を言い渡された優秀な「部下」がいた。彼は稲盛氏の元上司で大企業で部長も勤める才覚ある人物だったが、考え方の違いで対立してしまったのだ。その人物の考え方は、今聞いても「正しい」ものに見えるのだが、稲盛氏からの信頼を損ねる大きな落とし穴があった。

「夜の会食も仕事のうち」とはよく言われるが、その目的を「商談をまとめること」や「情報を引き出すこと」だと勘違いしているビジネスパーソンは多い。サイバーエージェントの藤田晋会長は、こうした「企みのある会食」だと「本当に気を遣う。そういう会食はやらない」と言う。では、どういった気持ちで会食に臨むべきなのか。アマゾンの「リーダーシップ」「ビジネス実用」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に、会食ですべきこと、してはいけないことについて聞いた。

24歳で起業し、26歳で史上最年少上場(当時)を果たして以来、四半世紀以上にわたりIT業界のトップランナーとして走り続けてきた藤田晋氏。2022年の春に、26年に社長を退くことを宣言してから、16名を次期社長候補者に選抜。長期にわたり育成を行い、25年12月12日付で会長に退いた。アマゾンの「リーダーシップ」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に「役員になる人の資質」について聞いた。

サイバーエージェントでは、採用面接や昇格において「明確な基準」を設けている。藤田氏が定義する「良い上司」「悪い上司」の境界線とはどこにあるのか。アマゾンの「リーダーシップ」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に人材の見極め方について詳細に聞いた。

サイバーエージェント創業者、藤田晋。24歳で起業し、26歳で史上最年少上場(当時)を果たして以来、四半世紀以上にわたりIT業界のトップランナーとして走り続けてきた。スマートフォン時代の到来を予見し、新しい未来のテレビ「ABEMA」の開局、「ウマ娘 プリティダービー」をはじめとしたスマホゲーム事業での大型ヒット、経営権を取得したプロサッカーチーム「FC町田ゼルビア」のJ1昇格――。その手腕は「稀代の勝負師」と評されることも多い。そんな藤田氏の新刊『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)は今もっとも伝えたいビジネスの鉄則をまとめたという。藤田氏に仕事哲学について聞いた。

「人を惹きつける人」は何が違うのか、松本幸四郎が演じる時にしている“たった1つのこと”
「どうすれば部下に慕われるリーダーになれるのか」。多くの管理職が一度は抱えるこの悩み。しかし、歌舞伎俳優・松本幸四郎が「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵を通して見出した答えは、あまりにもシンプルで、核心を突くものだった。ビジネス誌「プレジデント」の元編集長・小倉健一氏が聞いた。

「周りと比較されてプレッシャー」→松本幸四郎の回答が目からウロコだった!
偉大な創業者が築いた事業を継承する二代目、三代目。あるいは、圧倒的な成果を上げた前任者の後を引き継ぐプロジェクトリーダー。ビジネスの世界では、常に他者と比較されるプレッシャーがつきまとう。「鬼平犯科帳」シリーズで長谷川平蔵役を演じる歌舞伎俳優・松本幸四郎もまた、祖父である初代・松本白鸚、叔父・中村吉右衛門という巨星の跡を継ぐ者として、その重圧と向き合い続けてきたのではないか。向き合い方について、ビジネス誌「プレジデント」の元編集長・小倉健一氏が聞いた。

平成の時代、「牛丼と言えば、吉野家」と言う人が多かっただろう。しかし今や時代は変わり、圧倒的に「すき家」が店舗数を増やし、覇権を握っている。さらに、すき家はこの物価高の今年9月に牛丼並盛を30円値下げした。なぜ、吉野家と差をつけることができたのか。

流通大手・イオンの名誉顧問だった小嶋千鶴子氏は、2022年に106歳で亡くなった。彼女が成し遂げたことは、人事や組織経営を考える上で避けられないほど、学ぶべき点が多い。特に、彼女は経営層の秘書を1、2年で異動させるというこだわりを持っていたのだが、一体なぜなのか。

100円ショップのダイソーを展開する大創産業の創業者・矢野博丈氏は起業の頃、大変なトラブルに巻き込まれた。それは誰もが落ち込むような不運であったが、めげずに、大躍進できた。背景には彼のポジティブな考え方があったからだが、米国の研究においても成功が裏付けされたものだった。

「接待」はよくある仕事のひとつだ。ビジネスの相手のご機嫌を取って仕事につなげる――しかし、この接待文化が不正につながることもよくある。そもそも本当に接待は効果があるのだろうか。ドトール創業者の接待に対する考え方が痛烈で、多くのビジネスパーソンにとって耳が痛いものだろう。

マクドナルドでは、ダブルチーズバーガーを1個買うよりもチーズバーガーを2個買った方が安い。「マックの謎」「価格のバグ」とも言われるが、これには深いワケがある。マックで「ダブチを買う客」と「チーズバーガーを頼む客」の決定的な違いとは?

経営の神様・稲盛和夫氏は「逃げの精神」を忌み嫌った。稲盛氏が会議の席で管理職を厳しく叱責したNGワードとは?

この冬「東京が停電する」可能性は?資源エネルギー庁の資料に載った“無視できない一文”とは
政府の資源エネルギー庁が10月31日に公表した「今夏の電力需給及び今冬以降の需給見通し・運用について」と題された資料が突きつける、首都の電力供給の脆弱さとは――。

ユニクロを運営するファーストリテイリングの売上高が初めて3兆円を突破し、営業利益も過去最高を更新した。会長兼社長の柳井正氏は、今後の成長のために人材投資こそが「最も重要」と力説する。そんな柳井氏が教える「知識だけの専門家」と「結果を出す人間」の違いとは?

世界初のインスタントラーメンを発明した安藤百福氏。その人生は波瀾万丈だ。「チキンラーメン」や「カップヌードル」を生み出した日清食品の創業者になったわけだが、貧しい生活の中で研究に没頭した姿と、経営者として部下たちを管理する姿は全く違うものだったようだ。

「好きなことを仕事にしたい」。そう願う若者は少なくない。「経営の神様」稲盛和夫氏が、大ヒット作家・百田尚樹氏との対談で語った言葉とは?

天才的な経営手腕で、ソフトバンクグループを一代にして大企業に育て上げた孫正義氏。側近や社員らは「つまらないヤツ」と思われないように、必死に食らいついたという。そんな孫氏が会議で大事にしたこととは?

「同じことの繰り返しで仕事がつまらない」→松本幸四郎の回答が納得すぎて、ぐうの音も出なかった!〈注目記事〉
日々の業務がルーティン化し、「仕事がつまらない」と感じることはないだろうか。目の前のタスクに集中できず、成果が出ない。そんな悪循環に陥ったとき、歌舞伎俳優・松本幸四郎の仕事術が突破口になるかもしれない。時代劇「鬼平犯科帳」の新シリーズでは主人公・長谷川平蔵役を務める。仕事の本質的な面白さを見いだし、最高のパフォーマンスを発揮するための、プロフェッショナルな方法とは?
