直接会うことが減り、オンラインでのやりとりが増えてきた今「手書き」文字は「個性」や「人柄」に触れられる数少ないツールとしてビジネスでの大きな武器となります。とはいえ、忙しいビジネスパーソンが字のおけいこに費やせる時間はさほどありません。そんな方に向けた新発想の美文字本が『簡単ルールで 突然、美文字が書ける』。字が苦手な人を長年指導してきた著者・萩原季実子さんが「字がうまく書けない理由」を研究し、少し変えるだけで飛躍的に字がうまく見えるポイントだけをルール化した本で、練習なしでも、誰でも、自分史上最高の「美文字」が書けるようになると話題です。この連載では、本書より抜粋しながら美文字のコツを紹介いたします。字にコンプレックスのある方、字がうまくなることを諦めていた方におすすめです。

字がヘタな人は<br />簡単ルールを<br />知らないだけ!

「字がヘタな人」はいない。美文字のルールを知らないだけ

「字にコンプレックスを持つ人が自分らしい文字にたどり着き、自信を持って楽しく書く人を増やしたい」と、日々願いながら美文字メソッドを研究し、レッスンをしています。

 実は、教室をスタートした当初、本書でお伝えしている「簡単ルール」は存在していませんでした。講師経験もなく、すべてがゼロからのスタート。

 ただ、「字を書くことが好き、伝えたい」という情熱は人一倍ありました。

 最初はとても苦労しました。「伝わらない」のです。自分が書けるのと、生徒さんが書けるように教えるのは、全く違うのだと実感しました。

 目の前の生徒さんのために、今自分ができることは全て出し尽くそう、と決め、「分からないところはどこか」をとにかく聞くことを徹底しました。個別の悩みに合わせて「こんな風に練習してみませんか?」と提案し、二人三脚で練習してきました。そして、数年が経ち……。

 どんな人でも1回15分練習するだけで、字が劇的に変わる「美文字の簡単ルール」が完成しました。このルールは全て「ずっと文字に悩んできた人たちの声」からできています。勇気を出して、字の悩みを打ち明けてくださった、生徒のみなさんのおかげです。字に苦手意識がある人は、この簡単ルールを知らないだけだったともいえます。

「大人なのに字が汚くて恥ずかしい」
「字が子どもっぽく、クセ字だと言われてしまう」
「過去に何度も練習してみたけれど、挫折してしまった」
「忙しくてなかなか練習時間がとれない」

 と、悩む人が自分らしい文字にたどり着いた瞬間、ぱぁっと輝く笑顔に変わります。講師として一番やりがいを感じる、幸せな瞬間です。

 何度も挫折した人でも、本書を読めば、自分の字に自信を持つことができます。この連載でもそんなコツをご紹介していきたいと思います。諦めずに、一緒にチャレンジしてみましょう。