――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  音楽資産は低金利時の人気商品だが、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ実施で投資家の選好度は変化するだろうか。  これまでのところ、楽曲の原盤権には資金が流入している。調査会社MIDiAリサーチのデータによると、大手レコード会社やプライベートエクイティー(PE)企業、英ヒプノシス・ソングス・ファンドなど音楽特化型ファンドが昨年、ティナ・ターナーやザ・ビーチ・ボーイズといったアーティストの楽曲の原盤権購入に費やした額は総額120億ドル(約1兆4700億円)超。