※注:この記事には遺体の写真が含まれますウクライナ中部モティジンのオルハ・スヘンコ村長は10年以上にわたり、住民を家族のように大切に扱ってきた。住民によると、村長は公共施設を刷新し、コンサートを開催する一方で、もめ事の仲裁も引き受けてきた。1カ月にわたりモティジンを制圧していたロシア軍が撤退した先週、浅く掘った墓にスヘンコ村長=当時(50)=が両手を縛られた状態で死んでいるのが見つかった。隣には夫と息子の遺体も並んでいた。村長の一家3人は、ロシア軍制圧下で残忍に殺された犠牲者の一部にすぎない。ウクライナ当局者や村の住民らによると、ロシア軍がウクライナ軍の強い抵抗に遭い、この村から撤退を余儀なくされた後、多数の民間人の遺体が路上や地中から見つかった。