米国と欧州連合(EU)がロシアのウラジーミル・プーチン大統領の娘2人に対しても制裁の発動に乗り出したことで、長年にわたり秘密のベールに包まれていたプーチン一家にスポットライトが当たることになりそうだ。ホワイトハウスは6日、プーチン氏の元妻との間で生まれた娘2人を制裁対象に追加すると明らかにした。外交筋によると、EUも加盟27カ国との協議を経て、同様の措置に踏み切る構え。EUの制裁は域内の資産凍結やEU加盟国への渡航禁止が含まれ、8日までに発動される見通しだ。米財務省は6日、娘2人の氏名はカテリーナ・ウラジミロフナ・チホノワ、マリア・ウラジミロフナ・ボロンツォワの両氏だと明らかにした。財務省によると、チホノワ氏はハイテク企業幹部で、ロシア政府と防衛業界を支援する仕事をしている。ボロンツォワ氏はプーチン氏自らが監督する国家支援の遺伝子研究プログラムを率いているという。
謎多きプーチン氏娘2人、制裁発動で注目集まる
有料会員限定
あなたにおすすめ