ウクライナ政府は6日、東部のドネツクやルガンスクに加え、ハリコフの一部地域の民間人に対し、避難するよう呼び掛けた。ウクライナ北部から撤退したロシア軍が、新たに大規模な攻撃を行う可能性がある。ウクライナのイリーナ・ベレシチューク副首相は6日に同国のテレビ番組に出演し、「可能性が残っている今のうちに、すぐに避難する必要がある」と発言。今後は多くの人が攻撃を受け死の脅威にさらされるが、停戦は事実上不可能であるため、政府が救うことはできなくなるとも述べた。ロシア軍は首都キーウ(キエフ)近郊から撤退したものの、これら地域では民間人の処刑やレイプ、また人権侵害などの例が確認されたと数日前に報じられた。ウクライナ政府はこれを受け、民間人に避難するよう切迫感を持って呼びかけている。ロシア側は報道を否定し、ウクライナ軍がねつ造したものだと主張している。
ウクライナ、東部地域からの避難呼び掛け 露の攻撃に備え
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