(2)第6波の死者数(4月13日時点、日本)は1万人超。これまで最大だった第3波の7400人、第4波の6000人を上回り死者数も最高
(3)第6波の重症者数のピークは、2月下旬の1500人程度と決して低くはない。第5波のピークの1日2000人超よりは低いが、第4波以前よりも高く医療機関を圧迫している
要するに、オミクロン株は感染しても症状が出ない人の割合が多い。だから、かかった440万人の大半の人が重症化していない。それでみんな安心しているのだけれど、重症化する人の絶対数、死ぬ人の数はこれまでの波と同レベルか、それ以上に高いのです。
見方を変えると、オミクロン株はインフルエンザに似てきたとも言えます。インフルエンザも、コロナ禍以前は推定毎年数百万人から千数百万人規模の患者が出て、1万人程度の死者を出してきました。
コロナはこれからが怖くて危険かも?
と考える理由
それと似ているといえば似た数字ですが、明らかに違う点が一つあります。コロナ禍でみんながマスク、手洗い、消毒、公共の場では黙るといった新しい生活様式を始めた結果、インフルエンザの流行は、ほぼほぼゼロになりました。一方で、2022年のオミクロン株の流行は、インフルエンザがゼロになるような環境でも440万人の患者を出し1万人の死者を出しているのです。
その前提で、あらためて最近のコロナについての世間の対峙の仕方を見てみると、実はコロナはこれからが怖くて危険なのではないかと思えて仕方ありません。証拠を示していきたいと思います。